西岡 透: 2010年12月アーカイブ
カウンセラーの資格更新制度について考えています。。
私自身、学会や協会のカウンセラー資格をもっていますが、両方とも5年ごとに資格更新の手続きをとらないと資格を失ってしまいます。
資格を更新するためには、研修会などに参加してポイントを取得しないとなりませんし
また、更新の手続きをするために費用がかかります。
たくさんの時間と費用をかけて勉強して取得した資格なのに、時間的な余裕、経済的な余裕がない人は資格を失ってしまうことになります。「カウンセリングに関する知識、技能を維持・向上すること」が目的であるということは理解できるのですが、資格を失わないで研鑽をするシステムを作ってほしいと思っています。例えば、精神保健福祉士は国家資格なので更新手続きをとらなくても資格を維持できますし、また、日本精神保健福祉士協会の構成員になり、基幹研修(Ⅰ~Ⅲ)などを受講すれば、「職務に関する知識・技術ならびに倫理・資質の向上を図っていく」ことができるシステムになっています。
それから、学会や協会が認定するカウンセラー資格は医療・福祉などの分野では、まだまだ認知度が低く、資格をとっても生かす現場がないというのが現実です。ですから、資格更新制度を作ることより、まず専門職団体として、カウンセラーの必要性を社会にアピールし、資格を取得した方々の職域を広げることが大切なのではないかと思っています。
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